児童デイ:脳の発達について
こんにちは 作業療法士の阿部です。
今回は、子どもたちの行動や遊びの理由について
脳が感覚を判断できるようになるまでの成長→『感覚統合の理論』
の視点からお話していきたいと思います。
僕たち人間は、触り心地や目で見た様子、匂い等を
肌、目、鼻などで感じてから情報を脳に送り、「粘土だなあ」みたいに判断しています。
脳には上の図のように得た情報の強さを調節する機能があります。
しかし、子どもたちはその機能を育てている途中なので…↓
慣れない感触が苦手だったり、逆に感じ足りないからずーっと同じ遊びをしたり
すると考えられています。
偏食があったり、何故かクルクル回ったり、飛び跳ねたりしてしまう原因も
この感覚の処理能力が未発達なのでは?とも考えられます。
感覚には触り心地だけでなく、いろいろな種類があります。
ブランコやトランポリンが大好きな子は前庭覚を育てたいのかな?など
脳の発達という視点からの予測もできますね。
※もちろん、『仲の良い友達と居たいから』、『お母さんが褒めてくれた事があるから』
のような理由も絡んでいるかもしれません!
それぞれの感覚を育てる遊びについては、次回以降で投稿したいと思います!