児童デイ:発達障がいの定義
こんにちは。今日は、発達障がいとは身体にどのような事が起こって症状として表れているか…
をまとめてみました。
まずは、『発達障がい』と判断される基準についてお話します。
この基準には3つの条件があります。
①脳機能の障がいである。
これは、身体と心は正常ですが、感覚情報を処理する脳に生まれつき問題を抱えている状態のことです。
②低年齢から症状が見られる。
脳の機能というのは、生まれつきのものなので低年齢から症状は現れますし、もちろん子育ての問題ではありません。
③症状のせいで困っていることがある。
例えば、明石家さんまさんは発達障がいであると言われていますが、彼の場合あの落ち着きのなさがあるからこそ
面白い番組を作り上げる事ができます。逆に、脳の機能の違いによって生活に困難さがある場合は発達障がいであり、支援を必要としていると考えられます。
現在、上記のように発達障がいには様々な診断名があり、ややこしいです。
ですが、全ての診断名は脳機能の問題であるという共通点があります。
そして、脳は感覚情報を処理したり、適切な運動をする器官です。
なので、発達障がいとは、感覚情報の処理が苦手な状態という事になります。
『座って集中して宿題をする』という課題があったとします。
文字を見る視力や眼球の運動が苦手なのかもしれませんし、字を書くという文字の理解に問題を抱えているかもしれません。
そもそもじっと座って姿勢保持をするという命令を筋肉に上手く送れていないのかもれません。
宿題をするという1つの課題でも必要な能力はたくさんあり、どの段階で困難さがあるかで支援の内容も大きく
変わってくるという事がわかりますね。