児童デイ:サイコロタッチ
先日、さかい障がい児 放課後連絡会
コミュニティ部会 研修部門様主催の
性教育研修の基礎講座をzoomで
受講させていただきました。
堺市のとても先進的な取り組みをされている
千住真理子先生が講師をしてくださり、
とても学びの多い研修でした。
サイコロタッチというゲームを教えてもらったので
さっそく子どもたちと取り組んでみました。
サイコロタッチはふれあいのゲームで、
サイコロの目を、例えば以下のようにして
サイコロを振ります。
①握手②頭なで③肩くみ④背中合わせ⑤ハイタッチ⑥ハグなど
コロナ禍では以下のようなのが良いかもしれません。
肘タッチ、フットシェイク(つま先をくっつけあう)、
背中合わせ、エアハイタッチ、
おしりあい(お尻同士のタッチ)、足裏タッチ等
お約束ごととして:
①「○○していいですか?」と相手に聞く。
②相手の「いいです」と言う返事を聞いてからする。
③イヤだったら「イヤです」「しません」といってやらなくて良い。
④相手が「イヤです」と言ったらしない。
⑤してもらったらお礼を言う。
ねらいとして:
①自分と相手のからだの違いを知る(大きさ・かたち・力加減など)。
②人のぬくもりを感じる。
③ほどよい力関係を考えて相手に触れることで、相手を思いやることができる。
④心地よいふれあいを知ることで、イヤなふれあいが分かる。
⑤イヤな時には「イヤ」と言う力が育つ。
⑥する前に「いいですか?」と言う確認をすることで、
お互いに心も身体も大切であることを知ることができ、尊重しあえる。
最初に紙に大きく「ねらい」と「お約束」を
書いてみんなに説明しました。
次に職員でデモンストレーションをし、
輪になって順番に子どもたちにも
やってもらいました。
エアハイタッチ
あたまなで
背中合わせ
フットシェイク(つま先をくっつけあう)
ひじタッチ
みんなとっても楽しそうに、
様々なことを学んでくれている様子でした^^
ただ、みんな仲良しなので
ほとんど「いやです」ということがなく
「いや」という練習や、「いや」と
言われた時の耐性をつける練習には
ならなかったので、次は
「パンチする」や「ビンタする」など
絶対にされたくないような項目を
サイの目に入れてやってみようと思います。
もちろんパンチやビンタは
実際にはさせないつもりです。
研修では他にもたくさんのことを
教えていただいたので、また少しずつ
実践していきたいと思います。
最後に研修で教えていただいた性教育の
本も少しだけご紹介しますね。
○プライベートゾーン・性被害にあわないための本
「子どもを守る言葉『同意』って何?YES,NOは自分が決める!」 レイチェル・ブライアン
「はじめにきいてね、こちょこちょモンキー ジュリエット・クレア・ベル 子どもの未来社
○保護者・支援者へ
「イラスト版10歳からの性教育子どもとマスターする51の性のしくみと命の大事」 合同出版
「ゼロから学ぶ障害のある子ども・若者のセクシュアリティ」 伊藤修毅 全障研
「生活をゆたかにする学び~障がいのある人たちの性教育の授業づくり~」 千住真理子